資格を取得してステップアップ!

介護業界のステップアップ法!

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介護職へのニーズの高まり

介護職へのニーズの高まり

今や高齢化社会となって、介護福祉分野の需要も伸びています。また介護保険制度によって、利用者数の増加と共に、介護職員数も増やしていかなくてはなりません。厚生労働省の「医療・介護に係る長期推計」で2035年には、介護職員の人数は2000年の約5倍、約249万人が必要になると予想されています。そして介護福祉分野の有効求人倍率は3倍~4倍と、比較的高水準で推移しています。
介護業界には、様々な問題は残されています。しかし、資格やスキルを身に付け、介護職の中でもより高いポジションへ転職すること自体には、とても夢があるのです。高齢化社会で国自体も最善策を模索している中、介護業界でのステップアップの方法が重要となってきています。

介護業界でのキャリアパス

今の介護業界は様々な研修や資格が増え過ぎ、キャリア形成のためにどのルートを選べば良いか、混乱してしまいます。安定した介護サービスの提供には、人材の確保や介護する側の資質の向上が必要です。そのためには、もっと分かりやすいキャリアプランが必要になります。
厚生労働省は「旧ホームヘルパー2級」を「介護職員初任者研修」に変更し、「介護職員基礎研修」を「実務者研修」に一本化しました。このことで、介護職におけるキャリアパスの流れを明確にできました。

ステップアップへの研修と資格

介護業界でステップアップを考えているのであれば、研修と資格が大切です。まず研修。「介護職員初任者研修」は、介護の基本的業務を実践する研修です。130時間の研修を経て、修了証明書を受け取ります。内容は各養成機関で異なるため、事前にチェックしておきましょう。
介護福祉士の資格取得には「実務者研修」が必須。6ヶ月以上、450時間または「介護職員初任者研修」修了者であれば320時間で、基本的な介護サービス能力の修得が目的です。現職のヘルパーでも受講可能なように、様々な配慮がされているのです。
次に資格です。「介護福祉士」は、特別養護老人ホームや身体障害者施設等で、専門的な知識と技術を提供する仕事です。資格取得を目指す場合は、厚生労働大臣指定の養成施設を卒業し、介護実務経験3年以上で受験可能な「介護福祉士国家試験」の合格が必要です。介護職の中核的存在として、期待されています。
「ケアマネジャー」は、「介護支援専門員証」の交付を受けた相談援助専門職です。医師、看護師、社会福祉士、介護福祉士などの医療分野で実務経験5年以上、さらに「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格し、「介護支援専門員実務研修」を修了することが必須です。介護問題を分析する、調整役としての仕事も担います。
「認定介護福祉士」は、国家資格取得後さらにスキルを磨き、認定審査に合格することで取得できる資格です。高い介護技術を提供してくれるキーパーソンです。介護福祉分野の上位資格でもあり、キャリアパスに期待が持てるようになります。

介護業界でキャリアアップするコツ!

独立する選択肢もある

独立する選択肢もある

いくつかの選択肢がある介護職のキャリアパス。そのうちの一つが独立です。介護業界で独立する場合、訪問介護と居宅介護支援は開業費などを抑えることが可能です。メリットとデメリットを踏まえた上で、検討してはどうでしょうか。

資格を取得してステップアップ!

資格を取得してステップアップ!

介護職は、資格を取ることがとても重要です。ただ、資格や研修など様々なものがあり複雑でした。そこでよりシンプルにキャリアアップができるようキャリアパスの見直しがされました。分かりやすくなった仕組みを紹介したいと思います。

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    介護福祉士は、国家資格を持つ介護のスペシャリストです。幅広い知識を持った介護福祉士の仕事は、多岐に渡ります。資格取得を含めた介護福祉士になるまでのキャリアパスを、詳しく紹介していきます。